14cm単装砲の歴史と艦これでの役割

中口径主砲

14cm単装砲は、大正~昭和初期にかけて帝国海軍が中距離砲として独自開発した小口径主砲です。艦これでは軽巡洋艦や重巡洋艦の初期装備として登場し、「中距離」の射程補正と命中補正を期待できる装備として重宝されています。

戦艦「陸奥」の14cm速射砲 wikiより引用

史ファンや研究者に注目されています。

歴史的背景

  • 開発経緯 15cm級艦砲に比べて砲身長が短く、人員負担の軽減と砲塔構造の簡素化を狙って開発。主に軽巡洋艦や戦艦副砲用に計画され、旧式化した15cm砲を置き換える形で採用された。
  • 実装艦艇
    • 軽巡洋艦(天龍型、神通型など)
    • 重巡洋艦(古鷹型、加古型など)の副砲
    • 一部戦艦の対艦・対水上機砲として
  • 世界的比較 欧米でも140~150mm級中口径砲(フランス 138.6mm/40、イギリス 5.5”/50 など)が同時期に似た「中口径軽量砲」として研究・導入されており、各国が重巡級主砲や副砲の高速連射・高仰角化を模索していました。

技術的特徴

  • 砲身口径:14cm
  • 砲身長(口径長):約40~45口径程度
  • 発射速度:6~10発/分(人力装填)
  • 最大射程:約19km
  • 特徴:
    • 砲身・弾重量を抑えつつ、15cm級と同等の射程・威力を確保
    • 高仰角・対水上機性能は低いものの、索敵補正による命中率改善効果を重視
    • 人員負担を軽減する軽量改修が施され、近代化改装艦にも多く引き継がれた

以下の通り、艦これにおける「14cm単装砲」の装備スペックをまとめました。

ステータス数値・備考
種別中口径主砲
火力+2
雷装
対空
命中+1
回避
対潜
索敵
爆装
射程中距離
装備可能艦種駆逐艦/軽巡洋艦/重巡洋艦/戦艦/航戦

次は、「14cm単装砲」を改修して得られる「14cm連装砲」のスペック比較や、歴史についてもまとめてみます

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