はじめに
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38cm連装砲は、歴史的にもゲーム「艦これ」においても注目すべき装備です。この大口径主砲は、戦艦の火力を象徴し、実際の戦争からゲームプレイまで多くの場面でその存在感を発揮しています。本記事では、その歴史的背景とゲーム内の特性を詳しく解説します。

参考:「ビスマルク」の主砲塔
wikiより参照
歴史的背景
38cm連装砲は、ドイツのクルップ社によって設計・製造されました。この砲は「38cm SK C/34」として知られ、1934年に設計されました。主にビスマルク級戦艦に搭載され、デンマーク海峡海戦でイギリスの巡洋戦艦「フッド」を撃沈する際に使用されました。
この砲は、射程約35.6kmを誇り、遠距離砲撃戦を意識した設計が施されていました。しかし、砲弾の軽量化により速度減衰が早く、近距離戦での威力が特に発揮される「近距離番長」としての特性を持っていました。
海軍砲術の進化
海軍砲術は、戦艦の主砲を中心に進化してきました。38cm連装砲の設計は、以下の点で砲術の進化を示しています:
- 高初速砲: 近距離での装甲貫徹力と砲撃精度を向上させる設計。
- 電動化: 砲塔旋回や装填を電動で行うことで、操作性と効率が向上。
- 射程延伸: 仰角を30°まで拡大し、長距離砲撃能力を強化。
また、戦艦の砲術は航空機の台頭により次第にその重要性が低下しましたが、38cm連装砲はその時代の技術革新を象徴する存在でした。
この砲の設計思想や実戦での使用例は、海軍砲術の進化を理解する上で非常に興味深いものです
艦これにおける38cm連装砲
「艦これ」では、38cm連装砲は大口径主砲として登場し、特に戦艦の装備として活躍します。その主な性能は以下の通りです:
- 火力: +16
- 命中: +1
- 対空: +1
- 射程: 長
この装備は、ドイツ艦娘である「ビスマルク」などとの相性が良く、専用のフィット補正が存在します。例えば、ビスマルクに装備することで命中率が上昇するだけでなく、他の装備と組み合わせることでさらなる戦術的ボーナスを得られることがあります。
また、「改修工廠」での強化が可能で、熟練した提督ほどこの装備を最大限に活用するでしょう。
38cm連装砲の使用例
- デンマーク海峡海戦: ビスマルク級戦艦に搭載された38cm連装砲は、イギリスの巡洋戦艦「フッド」を撃沈する際に使用されました。この戦闘では、約17kmの距離から砲撃が行われ、フッドの弾薬庫に命中したことで轟沈に至りました。
- 沿岸砲としての使用: ノルウェーのクリスチャンサン要塞では、38cm連装砲が沿岸防衛用の砲として設置されました。これにより、敵艦の接近を防ぐ役割を果たしました。
- 列車砲への転用: 陸軍では、余剰砲身を列車砲「ジークフリート(E)」として転用し、地上戦での砲撃に使用しました。この列車砲は、移動可能な重砲として戦場で活躍しました。
- 近距離戦での優位性: 38cm連装砲は高初速砲であり、近距離戦での装甲貫徹力と砲撃精度に優れていました。特に視界が悪い大西洋での戦闘では、この特性が活かされました。
これらの使用例は、38cm連装砲が戦艦の主砲としてだけでなく、陸上や沿岸防衛にも適応できる汎用性を持っていたことを示しています
まとめ
38cm連装砲は、その歴史的な背景と「艦これ」内での戦術的価値の両方から見ると、非常に魅力的な装備です。提督たちは、この主砲を効率的に運用し、艦隊の戦力を最大化することが重要です。ぜひ、あなたの艦隊運用においても38cm連装砲を活用してみてください!
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